ココロどこかにpessimist

鬱はいってます・・・がなにか

2016-01-01から1年間の記事一覧

カラフル 森 絵都

色のない世界からかえってきたら…。 若いころ、時々あるよね。いろんなことがすべて自分にとって最悪の状況ってこと。 悲しくてつらくてなんでこんなトコロに自分は生きていなくちゃならないんだろうって…。この物語みたいに実は、本当は、きれいに裏返しの…

新しい道徳「いいことをすると気持ちがいいのはなぜか」 北野武

「道徳」にだって旬がある 自分が生きている時代にあった道徳を考えよう。 この作者は頭がいいからそんなからくりがちゃんんとみえるんだろう。私は、ずっと昔教えられた道徳心を大切に抱えて生きてきて、ほんの数日前にすごくバカだったと気づかされたこと…

スクラップ・アンド・ビルド 羽田圭介

年寄りってスクラップなんだろうか 「死にたい」「死にたい」って言いながら死にそうになると「危うく死ぬところだった」と平然とのたまういらっとする年寄りはしたたかに生き抜いていつか自分の方が先に逝ってしまいそうな気がする。 でも、なんどもなんど…

異類婚姻譚 本谷有希子

暗示的… 標題の「異類婚姻譚」よりもその他の短編がひっかかった。 「犬たち」「トモ子のバウムクーヘン」とりわけ「藁の夫」は自分を投影してるみたいで私にはとても気になった。というより、自分が感じている違和感を一番納得できたのかもしれない。 そー…

君の膵臓をたべたい 住野よる

爪の垢を煎じて飲む 本を読む習慣をつけようと月に5冊の本を読む誓いを年頭にたてた。 クリアできたのは最初の1月だけ、2月は、それでも4冊。 3月は、まだ2冊半。 昨日、読み終えた本。今回は、話題に上ることの多いこの本を選んだ。 読みやすくはあったけれ…

本を読むのが遅くなった 目が悪くなったせいもある。 それだけじゃなくてその先に書かれた内容に対する興味がなかなか湧かないのかもしれない。 ミステリーやSFが好きだった。 ミステリーの結末に向けてなだれ込むように最終章は先に先にと押されるように読…

うぐいす

今年は、鶯の声を聴かない…。 こんなにあったかいのにウチの近所は、お寺が多い。当然、梅林などもあったりする。 だから、春。猫のうるさい声が始まる頃には必ず鶯のへたくそな「ほ~ほ~けきょっ」っていう練習が必ず聞こえていた。なのに…今年は、もうい…