ココロどこかにpessimist

鬱はいってます・・・がなにか

君の膵臓をたべたい 住野よる

爪の垢を煎じて飲む

本を読む習慣をつけようと月に5冊の本を読む誓いを年頭にたてた。
クリアできたのは最初の1月だけ、2月は、それでも4冊。
3月は、まだ2冊半。
昨日、読み終えた本。今回は、話題に上ることの多いこの本を選んだ。
読みやすくはあったけれど、相変わらずイマドキの人が書いた本だなと表現にちょっとだけ疲れた。
”爪の垢を煎じて飲む”かわりの『膵臓』だったわけだけど…
2人が同時にそう思う(思っていたと分かった)シーンはなかなか印象的だ。

テーマは悪くないと思う。
若い人を主人公にしているわりに言葉づかいも丁寧だった。
でも、残念なことに私自身がスピードとか余計な言い回しとか、感覚的にちょっとついて行けなかった気がする。

だだ、自分のよく知っている街が出てきたのが少しうれしかった。

私は、こんな特別なシチュエーションに遭遇することもなくこの歳まで
過ごしたケド、いつか迎える日のためにはちょっと役に立つ話だったと思う。

自分がいなくなった後の世界を想像するってことも最近はよくやることだから
この本がきっかけでこれから真面目に人生の片付けに取り掛かろうと思う。

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